白い巨塔 第1回

フジテレビ開局45周年作品。昭和41年に映画化されたのをはじめ、フジでも78年に放映し大成功をおさめた名作のリメイクです。前回主演は田宮二郎（誰だかわからない・・・）、今回の主演は唐沢寿明です。フジが力を入れているだけあって他の出演者もとっても豪華。前作コトーとは違ったところでお金を使っているんだなぁという感じです。
内容は大学病院での権威ドロドロ。昔からあったんですね、そういうの。いや、昔のほうがそういう風潮がよりはびこっていたのかも。
唐沢寿明ってこれまで正義感の強いいわゆる「いいもん」役が多かったと思うんですけど、今回はいやらしいほどぎらぎらした欲望を持った役を演じています。これがハマっていてびっくり。「教授になれないかもよ？」と愛人でもあるクラブのママ（黒木瞳）から電話をもらった後の煮えたぎるような表情なんてかなり凄みがありました。
ところで唐沢寿明って事務所研音なんですね。研音って唐沢をはじめ反町、竹野内、押尾学、山口智子、財前直見、江角マキコ、伊東美咲、平井堅、the brilliant green等人気と実力を持ったタレントがいっぱい所属しています。いわゆる大手、です。
私が知ってる研音って中森明菜くらいしか売れているタレントがいない弱小事務所だったんですけどね（いつの時代の話やねん）。ワガママ明菜には事務所も泣かされたという話だけど結局は彼女をステップアップ（というか財源の元？）にしてここまで成長したわけね。