火垂るの墓*6

今日金曜ロードショーでやってますね。感動モノとして有名なこのアニメ、実は私、大・・・ッ嫌いなんです。
初めて見たのもテレビ放映だったんですが、見終わった後もう怒りシントウでした。
泣いたヒトはあのつたないしゃべりがなんともあどけなくかわいらしいせっちゃんが死んでしまったからでしょ?そのせっちゃんが死んでしまったのは私にはあの兄ちゃん、清太のせいだとしか思えない。だからムカつくんです。嫌いなんです。
兄妹愛はこの映画のひとつのテーマっぽいですが、あんなの兄妹愛じゃないです。ホントにせっちゃんのこと愛しているなら、清太はオバさんちでお世話になったときせっちゃんが肩身の狭い思いをしないよう一生懸命お手伝いをするべき。せっちゃんが寂しいからなんて言っていたけど戦争の非常事態なんだよ?そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。あの言葉は怠けている自分を正当化する言い訳にしか聞こえません。
さらに雑炊しかくれないオバさんを悪者扱いして被害者ぶっているのも気に入りません。戦争時に二人の子どもを預かって養うのはオバさんだって大変なはず。なのにおむすびくれないからって悪者扱いですか。清太、あんた14歳でしょ。4歳のせっちゃんと同レベルで物事をとらえてどうするの。
さらにせっちゃんを連れておばさんちを出るカンチガイ清太。せっちゃんがそうしたいって言ったとしても、4歳の子の意見でそんな大切なことを決めてはいけません。寂しがったりオバさんちを嫌がるせっちゃんをなだめ説得して勇気付ける、そうして戦争が終わるのを信じてひたすら待つ。それが本当の兄妹愛でしょ。
火事場泥棒を働く清太には呆れました。苦労しているように見えるけれど、結局ラク(ズル)することしかできない。

せっちゃんが死んだのはまぎれもなくあんたのせいだよ!

悔しくて泣けました。せっちゃんがかわいそうすぎる。
もう少し清太がマシなヤツだったら、オバさんちでもう少し我慢して頑張っていたら、戦争が終わって二人にはきっと未来が続いていただろうに。清太への怒りがあまりにも強くて、映画のメインテーマである戦争の悲惨さを感じることができませんでした。
どうせならオバさんちのシーンはカットして欲しかった。戦争でいきなり洞穴生活なら火事場泥棒や畑泥棒も同情できたし兄妹愛も感じられただろうのに。なんでオバさんちでの清太をあんなふうに描いたのか意図がわかりません。

フィクションでここまで熱くなれる私、平和ですなヽ(´ー`)ノ
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