不要品リサイクル

引越準備をしていると不要品がいっぱい出てきます。一昔前と違って、今は捨てるのにも結構なお金がかかるため、大型ごみの処理には頭を抱えてしまいます。

まず壊れかけのテレビと壊れたステレオ。以前は「映らなくても、鳴らなくても結構です。」という家電回収の軽トラが回っていたんですが最近さっぱり姿を見ません。
しかしあの一見なんでもひきとってくれそうな案内の業者も、実はちゃんと商品を選り好みしているようです。隣の部屋のご主人が以前テレビを持ってぜぇぜぇいいながら軽トラを追いかけて引取りをお願いしたところ「国産ものしか引き取れません」と追いかけ損だったとか。うちの捨てたいテレビは一応国産ですがかなりの年期モノで前面のスイッチカバーがなくなっています。業者が現れたところでひきとってもらえるものか心配。

次にガス台。
うちのあたりは毎週火曜日が大型ゴミの回収日です。引越が水曜なのでちょうどいい、前日に出してしまおうと回収センターに電話をしたところ、なんと9月最終週はパソコンの回収しかしないそうです。
ほら、パソコンの回収先や費用が10月が変わるじゃないですか、それの駆け込み需要というか、市のほうでも今パソコンの回収に力を入れているようで。
仕方がないので回収業者を紹介してもらいました。
すると引き取り料3000円+運搬料(業者指定日なら3000円、こっちが指定するなら1万円!)をとるとのこと。ちなみに市でひきとってもらったなら500円。あまりの高額ぶりにビックリです。
そういや引越屋も廃品回収サービスやってたっけ、と電話して聞いてみたらガス台は2000円とのことでした。運搬料はもちろんかからないし業者よりは安いけど市に比べたら・・・。
現在新居に持ち込んで向こうの自治体で処分してもらおうかと考えていますが新居に小汚いガス台入れるのもなぁ、、、。しかし転入先の自治体はガス台の回収費はなんと200円!うーん、魅力的。

最後に家具。
狭い社宅にも拘わらずうちには結構家具があります。処分したいものは食器棚×2、ローボード、テレビ台、観音開きの飾り棚、ミラー付きチェスト、座椅子×2。
食器棚は結婚したときにちゃんとした家具屋で買ったものでまだ新しくモノもいいんですが新居に置き場所がないんです(T_T)。後のは私が独身の頃から使っている通販で買ったちゃちな組み立て家具。座椅子は2年前にダイクマで購入した肘あて付き、リクライニングもする大きなものです。
イギリスに引っ越した友達は不要な家具は全部リサイクルショップにひきとってもらったそうです。ディノスの通販で買った食器棚は8000円、ダンナが趣味で買ったいろり付き和机(定価1万円?)は4000円でひきとってくれたというので、うちの家具も全部で3,4万にはなるんじゃないかしら、なんて悠長なことを考えていたら・・・。
近所にある派手なリサイクルショップに電話をしたところ「ひきとれるかどうかは見てみないとわからない。品によっては引き取り料をもらうかも」と言われビックリ。なんでも高額買取します!というあの看板は嘘なのかい!?しかし電話に出たのは関西弁のちょっと感じ悪い(怖そうな)オニーチャンだったのでとてもじゃないけどそんなことは言えませんでした。とりあえず見積もりに来てもらう日にちだけ決めて電話を切りました。(この見積もり日も忙しいそうで10日後くらいで約束させられました。)
なんか納得いかず、タウンページでよさげなリサイクルショップを探して電話をしたところ、オバさんが出て「ウチは購入後5年以上経過した家具は引き取りません。ニトリなどの量販店や通販家具、傷がついている家具もダメです。」と強気な態度で条件提示されビックリしました。
やっぱり大手でないと、と名の通ったリサイクルショップに電話をしても、やはり同じようなことを言われました。食器棚は引き取ってくれそうですが、後の家具は0円でも難しいようです。それどころか関西弁ニーチャンが言っていたように、下手すりゃ引き取り料をとられそうな感じでした。
タウンページで探して、有名ではないけど大きそうなあるリサイクルショップに電話したところ、引き取れるかどうかだけ早めに見積もりだけに来てくれるというので、電話応対の感じもよかったしそこにお願いをすることにしました。

調べてみると家具の引き取り料って結構するんですよ。
ローボードを例にあげると、市だと1500円、引越屋だと4000円、業者だと6000円もかかるんです。全部で3,4万になると思っていた私は世間知らずというか、馬鹿かと。本当にタダでいいから持って帰ってくださいお願いします、の世界。リサイクルは完全なる買い手市場になっています先生。

なのでリサイクルショップが持って帰ってくれなかったときの保険として、区役所のリサイクルコーナー(譲ります、譲ってくださいの伝言板)に行っていくつか掲示の申込をしてきました。ありがたいことに座椅子はすぐに連絡が来てひきとってもらました。取りにきてくれた主婦の方も「色合いがうちの部屋にぴったり。こんないいものタダでありがとうございます!」ととても喜んでくれ、本当に気持ちのいい取引でした。
しかし家具については連絡が全くありません。そりゃそうだよな・・・。

そして昨日、お願いしていた業者が見積もりに来ました。食器棚は「お、結構いいやつだなぁ」と好感触だったものの、他の家具についてはため息をもらされてしまいました。
「今黒の家具(ローボード、テレビ台、チェストは黒)って全く流行らなくて買い手がつかないんですよ。この棚(観音開き、色はくすんだブルーでアンティーク調)はいいんですが、組み立てでしょ?ほら、横から押すととこんなに揺れる(確かにぐグラグラ)。こういうのはダメなんですよ。」
ガーーーーーーーーーン。
「タダでいいんで、ひきとってもらえないでしょうか。どうか後生ですお願いしますぅぅ〜(T人T)」と懇願したところ、どうにかタダで引き取ってくれることになりました。しかも家具調コタツと木製キッチンワゴン、折りたたみ机まで。
その分食器棚は買い叩かれましたが。レンジ置きがついているほうが4000円、観音開きのほうが2000円、高さがあるので(2m)おまけで1000円プラスして合計7000円。(元値の1/10以下(;´д`)トホホ。嫁入り道具として買ってくれたお父さんお母さんごめんなさい)
勿体ない気もしたけど、ここを逃すと他にとってくれるところがないかもという恐怖心でそこにお願いしました。食器棚、ワゴン以外はその日にもう持って帰ってもらいました。更に食器棚の引き取り時に法定料金(2520円)で洗濯機もひきとってもらえることになりました。(ちなみに引越屋は5000円+消費税、業者は知らない)
ラッキー。で、いいんですよね?!
それともめちゃくちゃ買い叩かれてます!?

同じ社宅の友達に聞いたところ、地方では結構高値で引き取ってくれるところがあるそうです。その子が旦那さんの短期出張でついていった岡山のリサイクルショップは、ゴミ箱でもなんでもいらないものは10円から引き取ってくれたそうで、1500円で買った座椅子はひとつ800円で引き取ってくれてびっくりしたとか。「荷物は処分したかったけどあのリサイクルショップは持って帰りたかった」と言っていました。
あなたの近くのリサイクルショップはいかがなものでしょう?!

しかし処分した家具がなくても全然不自由を感じない今。部屋は広くなり快適です。
貧乏性な私は「勿体ない」「いつか使うかも」と廃棄が苦手なんですが、これからはどんどん捨てる勇気を、いや、その前に誘惑や安価に負けてなんでも買わない勇気を持たなければ(^^;。

家具の下に無くしたと思ったものがいっぱい隠れていました( ̄▽ ̄;)あは。